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2022 年度 研究成果報告書

光誘起崩壊リポソーム(LiDL)の開発による新奇薬物送達手法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21482
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分47:薬学およびその関連分野
研究機関岡山大学

研究代表者

須藤 雄気  岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (10452202)

研究分担者 山田 勇磨  北海道大学, 薬学研究院, 准教授 (60451431)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
キーワードロドプシン / 光 / 生物物理 / pH / リポソーム / DDS
研究成果の概要

本研究は、光誘起崩壊リポソーム:Light-induced Disruption of Liposomes(LiDL)の開発による新奇薬物送達手法の確立を目的として行った。具体的には、光駆動 H+ポンプ型ロドプシンとpH 感受性ポリマーを含むリポソームを作成した。その際に蛍光分子を内封させた。これに光を照射すると、リポソーム内の酸性化とそれに伴うpH 感受性ポリマーの形状変化がおこり、続いてリポソームの崩壊と化合物の放出がおこることを確認した。本手法は、時空間分解能に優れた光により薬物を放出させるという、新奇かつ独創性の高い薬物送達(DDS)手法になるものと期待される。

自由記述の分野

生物物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、異なる学術領域である物理化学(代表者)と薬剤学(分担者・協力者)の融合による光誘起崩壊リポソーム:Light-induced Disruption of Liposomes(LiDL)の開発と、それに基づく新奇薬物送達手法の確立が達成された。狙った時間と場所に薬物を届け・働かせることは、薬学における大きな『夢』であり、光を用いる本手法は、その『夢』の達成に向けての有用な手法として、薬学のみならず広く自然科学分野に大きな波及効果をもたらすものと期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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