研究成果の概要 |
本研究は当初、電子顕微鏡での細胞内短寿命活性種のナノイメージングを達成することを目的としていた。我々のグループにてすでに達成している細胞膜局在型分子(ACS Chem. Biol. 2018, 13, 1853)の作用原理を利用し、光増感剤を固定する技術を開発し、電子顕微鏡プローブと利用することを目指していたが、一連の研究の中で、新たな光増感作用を持つ化合物の開発と、その蛍光と光増感作用の同時スイッチングに成功した。特に、酵素選択的な蛍光・光増感活性の同時活性化へとつなげることにより、標的細胞の選択的な蛍光検出と光刺激細胞死を達成したのでその結果について報告する。
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