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2021 年度 研究成果報告書

収斂進化の概念を活用したACE2蛋白製剤による新しい循環器疾患治療薬の開発研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21566
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関秋田大学

研究代表者

久場 敬司  秋田大学, 医学系研究科, 教授 (10451915)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
キーワードACE2 / B38-CAP / ARDS / 心不全 / SARS-CoV-2 / COVID-19 / 敗血症 / 急性肺傷害
研究成果の概要

微生物において収斂進化の概念に基づくACE2様酵素B38-CAPを見出したことから、大量生産にコストと時間のかかるACE2蛋白の代替えとなることが考えられた。そこで、迅速に大量調製可能なB38-CAPの治療応用を目的として研究を行った。具体的には、急性循環呼吸不全ならびにCOVID-19の動物モデルにおけるACE2様酵素B38-CAPの病態改善効果を検討した。その結果、B38-CAPが敗血症や誤嚥性肺炎による急性循環呼吸不全ならびにCOVID-19肺炎の重症化を阻止することが分かった。よって、ACE2様酵素を用いた急性循環不全、呼吸不全に対する実践的な治療技術の基盤を構築できた。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果により、ACE2様酵素B38-CAPを用いた心不全、ARDS/急性呼吸不全、敗血症やCOVID-19に対する治療への応用が期待できる。とりわけACE2酵素が大腸菌タンパク質生産系で調製し蛋白調製の効率化を図れることに加えて、他の蛋白製剤についてもジェネリック蛋白製剤の概念を応用することが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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