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2023 年度 研究成果報告書

グリアの視点からの片頭痛の新展開:slow EEGと機能的MRIの統合的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21573
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関京都大学

研究代表者

池田 昭夫  京都大学, 医学研究科, 特定教授 (90212761)

研究分担者 澤本 伸克  京都大学, 医学研究科, 教授 (90397547)
美馬 達哉  立命館大学, 先端総合学術研究科, 教授 (20324618)
松橋 眞生  京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (40456885)
荒川 芳輝  京都大学, 医学研究科, 教授 (20378649)
人見 健文  京都大学, 医学研究科, 講師 (50402904)
宇佐美 清英  京都大学, 医学研究科, 客員研究員 (20829204)
山尾 幸広  京都大学, 医学研究科, 助教 (90736810)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2024-03-31
キーワード片頭痛 / 頭痛 / アストロサイト / wide-band EEG / EEG-fMRI
研究成果の概要

片頭痛の病態は未解明で、診断・治療の臨床上信頼できる客観的指標は存在しない。本研究は、専門医が片頭痛と診断した患者で、各種検査を行い(高周波帯域脳波、脳波-機能MRI同時記録 [EEG-fMRI])、指標の探索に挑戦した。その結果、①有症状期や家族歴のある患者群で、それぞれ発作間欠期、家族歴のない患者群より、後頭部に緩電位(1 Hz未満の徐波でアストロサイト活動との関連を示唆)があり、②運動症状を伴う重症型の片麻痺性片頭痛(HM)では、一般の片頭痛より各種脳波異常が高頻度で、③HMの徐波に関連するEEG-fMRI検査は5/6例で前頭葉の活性化を捉え、運動症状との関連が考慮されることを見出した。

自由記述の分野

臨床神経生理学、臨床神経学、てんかん

研究成果の学術的意義や社会的意義

片頭痛の疾患バイオマーカーとしての臨床脳波の異常の意義を、アストロサイトとの関連が疑われる緩電位の新しい視点から抽出してまとめ、片頭痛と類似のCSD(皮質拡散脱分極)関連脳神経疾患への応用の可能性の礎となる知見を得た。さらに片頭痛の特殊型であるHMに着目して、片頭痛との神経生理学的相違を明らかにし、神経徴候と脳波変化の起源を探るEEG-fMRIの研究発展、臨床応用の道を展開することができた。

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公開日: 2025-01-30  

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