研究課題/領域番号 |
20K21579
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分52:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
新 竜一郎 宮崎大学, 医学部, 教授 (90452846)
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研究分担者 |
今村 守一 宮崎大学, 医学部, 准教授 (10391442)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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キーワード | αシヌクレイン / プリオンタンパク / GPIアンカー / 融合タンパク質 |
研究成果の概要 |
本研究ではレビー小体病の病原タンパク質αシヌクレイン(Asyn)にGPIアンカーやプリオンタンパク(PrP) のC末側配列を付加し、その凝集様式・伝達への影響を解析し、その機構の理解を深めることを目的とした。発現ベクターの培養細胞への一過性導入によりGPI(+)Asyn の発現が確認されたが、恒常的発現細胞を得ることはできなかった。後の解析により、GPI(+)Asynはプロテアソームでの分解が促進していることが見出された。一方、Asyn-PrP(100-231)融合リコンビナントタンパクをRT-QuIC法の基質として使用したところ、高い変換効率を示すことが判明した。
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自由記述の分野 |
微生物学、神経変性疾患
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プリオン病以外のタンパク質異常凝集性神経変性疾患(アルツハイマー病、レビー小体病等)の伝達性や病原性はプリオン病と比較すると相対的に低く、そのメカニズムに質的な違いがあることが想定される。本研究により、PrPの翻訳後修飾の一種であるGPIアンカーをAsynに人工的に付加した影響と、Asyn-PrP(100-231)融合リコンビナントタンパクを用いた異常凝集タンパク質試験管内増幅法であるRT-QuIC法によってアミロイド形成に関わる病原タンパク質は主に、N末側にあることが判明するなどの研究成果が得られた。これらにより病原タンパク質凝集体の伝達性機構の共通性と特異性についての理解がより深まった。
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