• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

皮膚組織の受容体結合性機能制御蛋白による心血管腎臓病の新規病態連関制御機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K21606
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
研究機関横浜市立大学

研究代表者

田村 功一  横浜市立大学, 医学研究科, 教授 (40285143)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
キーワード情報伝達系 / 受容体 / 腎臓病・高血圧 / 病態解明 / 治療標的
研究成果の概要

近年、皮膚局所における血管収縮やNa貯留についても高血圧と関連する可能性が報告され、最大の臓器である皮膚組織の血圧調節における機能的意義が注目されている。代表的な血圧調節機構であるレニン・アンジオテンシン系は皮膚での存在も明らかにされているが、皮膚組織レニン・アンジオテンシン系の生体における役割や病態との関連は未解明である。本研究は高血圧の進展における皮膚組織RASの病態生理学的意義を臨床・基礎の両側面から検討した。その結果、皮膚組織レニン・アンジオテンシン系の制御による皮膚血管機能調節が、高血圧予防・治療法開発の新規標的となる可能性を明らかにすることができた。

自由記述の分野

一般内科学、腎臓内科学、内分泌内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、外的環境に対する防御機能を担う皮膚組織に存在する循環制御メカニズムの皮膚組織レニン-アンジオテンシン系の意義に着目し、臓器間ネットワーク制御による高血圧克服のための治療標的としての意義を明らかにし、また、皮膚組織と高血圧との新たな接点を提唱することができた。今後は皮膚組織レニン-アンジオテンシン系が、高血圧などの予防・治療法開発の新規標的となる可能性がある。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi