研究成果の概要 |
新規HBVキャプシド構成阻害化合物のデザイン・合成・活性評価を行い、新規化合物20種類の合成とCC50値(50% の細胞に傷害を呈する濃度)及びIC50値(ウイルス複製を50%阻害する濃度)を決定した。評価の結果、In vitroレベルで既報の化合物, GLS4(CC50 =55μM, IC50 =0.015μM) と同等のSelectivity Indexを有する化合物 GRL-07-19 (CC50 =27μM, IC50 =0.007μM)と、同等の活性を有する化合物 GRL-12-19 (CC50 >100μM, IC50 =0.004μM)を同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハロゲン化HBVキャプシド阻害剤候補化合物のデザイン・合成・活性評価で既報化合物GLS4(CC50 =55μM, IC50 =0.015μM),に近い良好な活性を発揮する新規化合物GRL-12-19 (CC50 >100μM, IC50 =0.004μM)を見出した。本化合物は有望なリード化合物になる可能性があり、更なる薬剤開発に重要な情報を提供する点で学術的および社会的意義が高いと考える。
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