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2021 年度 研究成果報告書

消化器癌に対してゲノム領域選択的に作用する新たなエピゲノム阻害剤の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21625
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分55:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関千葉大学

研究代表者

金田 篤志  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (10313024)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
キーワードエピゲノム / 消化器癌 / 化合物
研究成果の概要

発生や分化など細胞運命はDNAメチル化やヒストン修飾等のエピゲノムが決定し、その異常は様々な疾患の原因となる。本研究では胃癌で認める重要なエピゲノム変化を臨床胃癌標本および細胞培養モデルを用いて解析し、発癌に重要なエンハンサー領域の異常活性化とその原因となる転写因子、外来ウイルスDNAの結合など胃癌発生に重要なエピゲノム変化とその原因、標的領域の配列特性を同定した。特定の塩基配列的特徴を持ったゲノム領域にエピゲノム酵素阻害薬を誘導できるようにPIポリアミドとの縮合化合物を合成し、領域選択的なエピゲノム修飾介入を行って、選択的エピゲノム改変による新たな抗癌化合物開発の基盤を構築した。

自由記述の分野

癌エピゲノム

研究成果の学術的意義や社会的意義

癌は我が国において喫緊の対策が必要な疾患であるが、ゲノム変異を応用した標的薬剤開発が世界的に進められている中で、発癌のもう一つの重要な分子異常であるエピゲノム変異に対する治療開発は遅れている。本研究では胃癌に焦点を当て発癌に重要なエンハンサー領域のエピゲノム異常とその原因となる転写因子や外来ウイルスDNAの結合など、胃癌発生に重要なエピゲノム変化を同定した。それら特定の塩基配列的特徴を持ったゲノム領域に、エピゲノム酵素阻害薬を誘導できるようにPIポリアミドとの縮合化合物を合成し、選択的エピゲノム改変による新たな抗癌剤開発の基盤を築いた。

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公開日: 2023-01-30  

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