研究課題/領域番号 |
20K21648
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
脇坂 尚宏 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (70377414)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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キーワード | 頭頸部癌 / 免疫代謝 / ミトコンドリア / Toll-like receptor 4 |
研究成果の概要 |
本研究は抗腫瘍免疫の主役であるTリンパ球のいわゆる免疫代謝経路を解明するために実施した。免疫代謝経路を解明するためにホルマリン固定病理標本を使用し、空間的解析技術によりmRNAの発現を解析した。 解析の結果、抗腫瘍免疫で腫瘍の進展を制御するために重要な代謝プロセスは解糖系ではなく、ミトコンドリア関連経路であることが判明した。加えてToll-like receptor 4経路がその活性化に大きく寄与することが判明した。
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自由記述の分野 |
頭頸部癌
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により頭頸部癌の免疫代謝プロセスのさらなる解明が見込まれ、さらに将来、腫瘍免疫を活性化するための薬剤選択など頭頸部癌免疫療法による患者予後の改善が見込まれる。 加えてミトコンドリア経路が免疫代謝に深く関与し、そしてそこにToll-like receptor 4経路が関与することが示されたことで、学術的にも本研究から派生して咽頭癌症例の扁桃における細菌叢の解明が進み、その結果、さらに新しい治療法の開発が見込まれる意義は大きい。
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