研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では、子宮内膜増殖症あるいは子宮体癌を自然発症するマウスモデルでBmal1遺伝子を欠損させることによって、末梢の概日リズムの乱れが、血管新生を制御して、子宮体癌の発症と進展に関与する可能性を見出した。
生殖生理学、婦人科がん
これまでの知見からは、子宮体癌発生が段階的な遺伝子変異の蓄積だけでは説明が困難であるが、末梢時計の乱れが、子宮体癌発症・進展に関与する可能性をマウスモデルを用いて示唆した点が学術的に意義がある。また、新しい機序の解明により臨床の新しい診断法や治療法の開発に繋がる点で社会的に意義がある。