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2022 年度 研究成果報告書

骨芽細胞分化能を指標とした骨代謝制御因子PRIPの阻害剤の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21681
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分57:口腔科学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

松田 美穂  九州大学, 歯学研究院, 准教授 (40291520)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
キーワード骨芽細胞分化 / 阻害剤 / PRIP
研究成果の概要

超高齢社会の日本において、身体を支える骨の健康維持は高齢者のQOLに直結する。本研究は、新規骨代謝制御分子PRIPを標的として阻害剤を探索し骨量・骨密度の維持・改善への効果を明らかにすることを目的として解析を行った。骨芽細胞分化と共に発現が増加するオステオカルシンの遺伝子プロモーターの下流にGFPを繋いだコンストラクトを作製しMC3T3-E1細胞に導入したノックイン細胞を作製した。この細胞を用いて、化合物存在下でBMP刺激により骨芽細胞へ分化誘導し、GFP蛍光強度によりPRIP機能の阻害効果を有する化合物を選択する系を確立した。これを用いて現在、化合物ライブラリーを探索中である。

自由記述の分野

骨代謝制御 生殖制御

研究成果の学術的意義や社会的意義

超高齢社会の日本で増加する骨粗鬆症は、骨折だけでなく各種骨関連疾患を引き起こすため、その治療法の確立は急務である。近年、様々な作用機序の治療薬が登場しているが、例えばビスフォスフォネートによる顎骨壊死やエストロゲン製剤による視力障害など副作用を有するものが多い。また、低ホスファターゼ症へのALP補充療法においても、乳児型での高カルシウム血症発症などの副作用が根本的治療を阻んでいる。このような中、新規骨代謝関連分子であるPRIPの阻害剤が見いだされれば、骨代謝制御の新たな分子基盤の解明に貢献し骨関連疾患のメカニズム解明にも繋がり、それに基づく治療法開発のbreak throughになりえる。

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公開日: 2024-01-30  

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