研究課題/領域番号 |
20K21701
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
上別府 圭子 国際医療福祉大学, 大学院, 教授 (70337856)
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研究分担者 |
春名 めぐみ 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (00332601)
藤井 知行 東京大学, 医学部附属病院, 届出研究員 (40209010)
大須賀 穣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (80260496)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2024-03-31
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キーワード | 妊娠期 / がん / 治療 / 出産 / 家族 |
研究実績の概要 |
妊娠期がん患者および家族の意思決定・意思決定支援の現状と課題を明らかにすることを目的に文献検討を行った。海外文献はPubMed, CINAHLを用いて、‘cancer’,‘pregnancy‘, ’decision-making‘,‘nursing’のキーワードで検索した。国内文献は、「医中誌」Web版(Ver.5)を用いて、(腫瘍/TH or がん/AL) and (妊娠/TH or 妊娠/AL) and (意思決定/TH or 意思決定/AL)をキーワードとし、検索した。海外文献は83件のうち、full textがある文献は59件、国内文献は73件の会議録を除き、抄録がある文献は39件であった。うち妊娠期がん患者の治療に関する意思決定に関する海外文献11件、国内文献18件を精査した。標準的ながん治療法は多岐にわたり、妊娠、出産、母乳育児、喪失体験など状況が変化するため、臨床的な意思決定プロセスは複雑であり、看護師は、女性とその家族を積極的に支援し、多職種で協力して、実践のための適切かつ十分なエビデンスを構築する必要がある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス パンデミックに加えて、研究代表者・研究協力者の異動や健康状態等々の事情が重なり、研究の進捗は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
当初計画通り、研究協力者に依頼を進める。子育て中にがんを発症した方のインタビューから始め、妊娠期にがんを発症した方(および家族)へ広げていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画が遅れている理由と同じ理由で、次年度使用額が生じた。 今年度は、人件費・謝金(研修会講師(がんサバイバーの方)謝金およびインタビュー調査でのインタビュイーに対する謝金、研究補助者の雇用)、旅費(インタビュー調査に関わる交通費、情報収集と成果発表のための学会参加費と旅費)、物品費(質的研究に関する図書、解析ソフト)に使用する計画である。
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