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2021 年度 研究成果報告書

個別化医療を目指したゲノムコホートにおける統合HLAタイピング情報の有益性の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21705
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関金沢大学

研究代表者

細道 一善  金沢大学, 医学系, 准教授 (50420948)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
キーワードHLA遺伝子 / 個別化医療 / コホート研究
研究成果の概要

HLA遺伝子の個人差は自己免疫性疾患など多彩な100以上の疾患の発症と関連することが知られており、個人のゲノム情報を医療に活用する個別化医療の先駆けとして社会実装が期待されている。本研究では金沢大学で進めている、志賀町など能登地域を対象にしたゲノムコホートの住民DNAサンプルを対象に37のHLA遺伝子ならびに非HLA遺伝子と健康診断の情報を用いて、疾患発症予測など個別化医療における高精度HLAタイピングの有益性を検証する基盤情報を整備した。

自由記述の分野

ゲノム情報学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究が対象としたゲノムコホート研究は住民の生体サンプルを健診データと共に収集し、既往歴、生化学検査、免疫血清検査、尿検査、血液検査、食事内容など、157項目の形質情報について今後も継続して追跡調査が実施される。このコホート研究においてHLA遺伝子情報を収集したことで、今後の疾患発症のリスクを評価することができ、個人のゲノム情報を医療に活用するモデル集団としての価値を高めることができた。特に花粉症の形質については花粉の種類などによるHLA遺伝子型によるリスクの違いも認められ、詳細な形質情報の収集がHLA遺伝子情報に基づく個別化医療の実現には必要な情報であることが明らかとなった。

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公開日: 2023-01-30  

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