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2021 年度 研究成果報告書

胎児期化学物質曝露による真のエピゲノム影響の評価

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21707
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関山梨大学

研究代表者

三宅 邦夫  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60550712)

研究分担者 幸田 尚  山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60211893)
宮下 ちひろ  北海道大学, 環境健康科学研究教育センター, 特任教授 (70632389)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2022-03-31
キーワードエピジェネティクス / 出生コホート / DNAメチル化 / ADHD / DOHaD
研究成果の概要

胎児期や乳幼児期の様々な環境要因が将来の健康や病気の発症リスクに影響するというDOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)の概念が定着している。本研究は、タバコ煙曝露により影響を受けるDNA修飾変化をDNAのメチル化とヒドロキシメチル化の両面から解析し、子どもの発達への関与を明らかにすることを目的とした。
その結果、出生コホートにおいて、妊娠中の喫煙曝露と臍帯血DNAのメチル修飾解析から、4つの遺伝子についてメチル化に有意な変化が確認できたが、ヒドロキシメチル化との関連は見られなかった。

自由記述の分野

エピジェネティクス

研究成果の学術的意義や社会的意義

胎児期や乳幼児期の劣悪な環境(低栄養、ストレス、喫煙曝露など)は成長後のさまざまな疾患(糖尿病、アレルギー、神経発達障害など)のリスクを増加させる。本研究では、妊婦中の母親の喫煙はDNAメチル化を変化させ、子供の神経発達障害リスクの増加と関与することがわかった。したがって妊娠初期からの環境は子どもの将来の疾患リスクに影響することを科学的エビデンスに基づいて証明できたことは学術的、社会的意義は大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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