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2023 年度 研究成果報告書

「複雑な意思決定」を支援するわかりやすいディシジョンエイドのチェックリスト開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21729
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

中山 和弘  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50222170)

研究分担者 米倉 佑貴  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (50583845)
大坂 和可子  慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 准教授 (70322344)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2024-03-31
キーワードディシジョン・エイド / 意思決定支援 / 意思決定ガイド / ヘルスコミュニケーション / エビデンス / ナラティブ
研究成果の概要

患者中心の意思決定を支援するツールであるディシジョンエイドの利用が、先進国で広く進んでいる。本研究では、エビデンスが不十分で治療の長所(利益)・短所(リスク)の不確実性が高い「複雑な意思決定」を、患者にとって理解しやすくする「わかりやすい意思決定支援ガイド」のチェックリストを作成した。ユニバーサルデザイン・フォントの使用、色彩設計、文字組の使い分け、イラストの効果的配置、数的情報の示し方等、項目を選定した。意思決定ガイドの理論枠組みとの整合性を確認し、国際的質基準(IPDASi)に基づき項目を分類した。患者のわかりやすい好みの提示方法により、意思決定を支援する方策の一つとして活用できる。

自由記述の分野

看護情報学

研究成果の学術的意義や社会的意義

「複雑な意思決定」の支援のためのディシジョンエイドの普及には、患者や市民にわかりやすく理解しやすいものである必要があるだけでなく、医療者にとっても臨床場面で実際に使いやすいものである必要がある。本研究では、治療やケアの選択肢の長所(利益)・短所(リスク)の情報と自分の価値観を結び付ける作業を、よりシンプルで、親しみやすく、わかりやすい方法でできるようにするために必要な要件を探り、チェックリストを開発した。開発されたチェックリストを用いたディシジョンエイドを普及させることができれば、看護師による意思決定支援の標準化に大きく貢献する可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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