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2022 年度 実施状況報告書

AIによる認知症高齢者のBPSD発現に至る行動パターンの解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K21737
研究機関関西医療大学

研究代表者

木村 大介  関西医療大学, 保健医療学部, 教授 (90513747)

研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2024-03-31
キーワードAI / 認知症 / BPSD / ビックデータ
研究実績の概要

データ解析にAIを使用し,まったく新しい関連因子を見つけ,これまでにない戦略をAIが発見する事例が増加し,AIの導き出す戦略や方法論は,固定概念に縛られている研究者の発想を超えたとまで言われているが,AIを稼働するコストが莫大に及ぶことから,保健医療の分野でのAI解析は,実施困難な状況があった.しかし,AIを安価に利用できる環境が実現し,実績を積み重ねてきており,AIとは無縁であった保健領域でのデータ使用が可能となってきている.これらAIに要因分析と介入プランを構築させることで,研究者の考えの枠を超えた新たな介入仮説が立案でき,それに基づく介入プランはこれまでにないプランになると期待される.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナ感染症の影響から共同研究者との共同分析の実施が遅れている.特に臨床現場に籍を置く研究協力者との対面でのデータ解析がほとんど実施できなったことが研究の遅延の主な理由である.

今後の研究の推進方策

昨年度実施予定であった決定木モデルの分析を進めるとともに,ニューラルネットワーク解析を実施する予定である.また決定木モデルとニューラルネットワークモデルを併用することで,AI解析におけるブラックボックス問題にも取り組む計画である.

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染拡大防止策の影響で,共同研究者との共同分析を実施する機会を設けることが困難であった.また,臨床に籍を置く研究協力者は院外での共同研究が制限されており,収集したデータの状況確認ができず,分析計画全体が中断した形となり,延期をせざるを得ない状況が生じたため.分析に要する費用は,分析用のPCとソフトウェアを共同研究者の人数分購入し,共同研究者に提供,担当部分の分析を依頼する予定である.これら物品を速やかに購入し,分析を進める計画である.

  • 研究成果

    (15件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] 地域在住高齢女性における身体活動推奨値に関連する要因2023

    • 著者名/発表者名
      今井あい子,木村大介,坂田裕香
    • 雑誌名

      鈴鹿医療大学紀要

      巻: 29 ページ: ー

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Causal relationships between brain and spinal motor neuron excitability during motor imagery: Using NIRS and evoked electromyogram study2022

    • 著者名/発表者名
      Fukumoto Yuki、Todo Marina、Bizen Hiroki、Kimura Daisuke、Suzuki Toshiaki
    • 雑誌名

      Neuroimage: Reports

      巻: 2 ページ: 100083~100083

    • DOI

      10.1016/j.ynirp.2022.100083

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Falling Mechanism during a Dual Task Based on Eye Movement and Frontal Blood Flow in the Elderly2022

    • 著者名/発表者名
      Kazumasa Yamada, Kiminobu Furukawa, Iemasa Hayashi, Takuma Kaiko, Yuta Miyahara, Daisuke Kimura.
    • 雑誌名

      International Journal of Gerontology

      巻: 17 ページ: 99-104

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Causal Relationship Between Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia and Autonomic Nervous Activity: A Covariance Structure Analysis2022

    • 著者名/発表者名
      Daisuke Kimura, Hiroki Bizen, Aiko Imai
    • 雑誌名

      International journal of Neurorehabilitation

      巻: 8 ページ: ー

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 認知症高齢者の行動パターンの解析とその予測ーグラフ理論に基づくネットワーク解析を用いた解析と決定木分析よる予測ー2022

    • 著者名/発表者名
      木村大介,備前宏紀,今井あい子
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 24(4) ページ: 70-74

    • 査読あり
  • [雑誌論文] グラフ理論に基づくネットワーク解析を用いた認知症高齢者の行動パターンの解析2022

    • 著者名/発表者名
      木村大介,備前宏紀,今井あい子
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 24(5) ページ: 91-95

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 地域在住高齢者における意味のある作業の参加に関する要因2022

    • 著者名/発表者名
      今井あい子,木村大介,坂田裕香
    • 雑誌名

      地域ケアリング

      巻: 24(8) ページ: 78-81

    • 査読あり
  • [学会発表] 認知症高齢者の行動パターンの類型化と予測―クラスタ分析とネットワーク解析による行動パターンの類型化と決定木分析による予測―2022

    • 著者名/発表者名
      木村大介,備前宏紀,冨山直輝,今井あい子
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)
  • [学会発表] 運動学習進行過程における前頭前野の賦活の変化.2022

    • 著者名/発表者名
      備前宏紀,木村大介,水野(松本)由子
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)
  • [学会発表] 脳卒中後アパシーを呈した事例に対するアパシー類型化後の介入2022

    • 著者名/発表者名
      市橋星香,木村大介,海光拓磨,山田和政
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)
  • [学会発表] NIRS(near infrared spectroscopy)を用いたアパシーの類型化の検証2022

    • 著者名/発表者名
      海光拓磨,木村大介,山田和政
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)
  • [学会発表] やる気スコアの下位項目を用いたアパシー類型の予測2022

    • 著者名/発表者名
      立岩慧士,木村大介,海光拓磨,山田和政
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)
  • [学会発表] Mental-Checkerと質問紙による心理検査の関連と虚構性に関する検討2022

    • 著者名/発表者名
      石川真太郎,木村大介,山田和政
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)
  • [学会発表] 一側の筋への圧刺激は対側の脊髄前角細胞の興奮性に影響を与えない2022

    • 著者名/発表者名
      久納健太,竹中孝博,木村大介
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)
  • [学会発表] 幼児における問題行動と感覚処理特性および睡眠の構造的関連性の検討2022

    • 著者名/発表者名
      倉澤茂樹,丹葉寛之,立山清美,木村大介,岩永竜一郎
    • 学会等名
      第56回日本作業療法学会(京都)

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公開日: 2023-12-25  

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