研究課題/領域番号 |
20K21743
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大和田 祐二 東北大学, 医学系研究科, 教授 (20292211)
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研究分担者 |
宮崎 啓史 東北大学, 医学系研究科, 助教 (90803867)
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研究期間 (年度) |
2020-07-30 – 2022-03-31
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キーワード | メラノーマ / 脂肪酸 / 脂肪酸結合タンパク質 / リンパ球 |
研究成果の概要 |
栄養のアンバランス、とりわけ偏った脂質摂取は、糖尿病、高血圧などの生活習慣病と密接に関連するのは明らかであるが、中でも肥満は、乳癌などの発癌リスクや癌の予後を左右する要因とされているが、その関与メカニズムについては不明な点が多い。本研究では、腫瘍内および腫瘍周囲の脂質微小環境が増殖や浸潤に及ぼす影響について検討した。その結果、メラノーマをはじめとする腫瘍自身あるいは周囲の免疫細胞の活性化状態などが、脂質環境によって劇的に変化することが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
栄養科学、腫瘍生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により腫瘍周囲の脂質微小環境が腫瘍の進展に関与する可能性が示された。組織内で癌細胞の周囲を取り巻いている脂肪細胞や各種免疫系細胞が、癌の増殖や浸潤に果たす役割を更に検証することで、脂質摂取や脂肪細胞のリポクオリティコントロールの観点から種々の癌の生物学的特性制御の実現に道を拓く可能性を秘めている。
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