研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究課題では、逐次型データ同化手法と非逐次型データ同化手法を融合し、現実的な計算時間と計算機資源で実行可能なハイブリッド型データ同化手法の開発に挑戦した。その結果、ハイブリッド型データ同化手法として4次元変分法に乱択アルゴリズムによる前処理を加えたものを構築することに成功し、大規模地震波動場データ同化を例として、高速な不確実性評価を行うことが可能であることを示した。
固体地球科学に資する数理科学
数理モデルと観測データをベイズ統計学によって融合するデータ同化は広い科学分野において普遍的な計算技術となっているが、モデルとデータを検証するための不確実性評価は計算量の観点から極めて困難であった。本研究課題で提案したハイブリッド型データ同化手法は、現実的な計算時間と計算機資源の範囲内での不確実性評価付きデータ同化計算の実現に道を拓き、気象予報などにおける予測精度の向上に貢献することが期待される。