CMOSロジックシステムにおいて0.2V程度の超低電圧駆動は大幅な消費電力の削減を期待できるが,従来のCMOS技術では,トランジスタの電流駆動能力の低下にともなう性能劣化が激しく実現は難しい.本研究課題では超低電圧で高い電流駆動能力を有するBeyond-CMOSの一つであるpiezoelectronic transistor (PET)をモデルケースとして,超低電圧におけるGHz級動作が可能な超低消費電力・高速ロジックシステムの回路・アーキテクチャ技術の開発を行った.本研究で開発した技術はPETと同様の高い電流駆動能力を有するBeyond-CMOSであれば,共通に応用できる基盤技術となる.
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