AI技術の普及に伴い、データ収集の制約やコストから教師ラベルなしビッグデータからの分類器学習ニーズが高まっている。これに対し、正負例割合の異なる2つのラベル無し事例集合から分類器を学習するUUC手法が提案されているが、既存手法はビッグデータに対して膨大な学習計算量を要し、また分類に偏り誤差を生じる問題があった。 そこで、本研究ではより汎用性を有し、低計算量で偏り誤差の無いUUC手法を提案した。そして、実データを含む様々なデータに適用し、教師ラベルあり学習と同等以上の精度で、教師ラベルなし学習が可能であることを検証した。これにより、既存手法の適用範囲限界を遥かに超えるUUC手法を確立した。
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