研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では、研究代表者らがこれまで開発を行ってきたベイズモデリング技術を技術面の柱として、細菌叢解析で問題となる頻度が稀な菌種の扱いや菌叢の個体差を考慮した上で、ヒト常在細菌叢を対象として、その機能理解と健康・疾病との関連の解明に向けたベイズモデリング技術を開発するとともに、公共の疾患関連コホート研究の細菌叢データの解析を可能とする解析ツール群を開発し、統合データベース「疾患関連細菌叢アトラス」を構築した。
システム生物学
本研究課題は、世界中に登録された公共の膨大なコホート研究の細菌叢データ(衛星地図)と最先端のベイズモデリング技術(GPS)の2つの強力なツールを駆使することによって、細菌叢の大海原で研究者が遭難しないように「予測地図」を提供することが主たる目的である。本研究の活用により、細菌叢の機能解析への障壁を取り去り、国民のQOL、細菌叢を利用した健康・医療産業の活性化にも大きく貢献することが期待される。