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2022 年度 研究成果報告書

世界初のヒト嗅覚に基づく匂い分析技術による心不全予後予測バイオマーカーの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20K21893
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

小関 正博  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (10467582)

研究分担者 黒田 俊一  大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60263406)
研究期間 (年度) 2020-07-30 – 2023-03-31
キーワード心不全 / 匂いセンサー / 予後予測バイオマーカー / 尿 / 終末期
研究成果の概要

本研究では、終末期心不全におけるポータビリティの高い検査機器の開発を目指し、心不全患者から匂いサンプルを収集し、大阪大学産業科学研究所黒田俊一教授らが独自に開発した網羅的匂い解析装置“ヒト嗅覚受容体センサー”により解析を試みた。
匂い成分の収集方法は、予備検討で、尿が検体輸送、検体保存が容易であり、比較的匂い物質の濃度が高いことが想定された尿とし、少数例の心不全患者から尿検体の解析を開始した。不特定多数の匂い物質が検出された一方で、研究期間を通じてCOVID-19感染症が拡大し多くの臨床検体を解析することが困難となり、機械学習等での解析も難しかったため特定の物質の同定には至らなかった。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、終末期心不全におけるポータビリティの高い検査機器の開発を目指して、心不全患者から得た匂いサンプルを、大阪大学黒田俊一教授らが独自に開発した網羅的匂い解析装置により解析した。検体は、呼気、皮膚ガス、尿のうち輸送、保存が容易な尿とし、臨床研究計画を立案し、倫理委員会にて承認済を得て、各群5例の尿サンプルを得て解析したところ、不特定多数のにおい物質が検出された。検体数を増やし、多数の検体を解析し、機械学習等で解析する予定であったが、研究期間を通じてCOVID-19感染症が遷延し、多数の検体の収集が困難であったため、機械学習も実施できす、特定の物質の同定には至らなかった。

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公開日: 2024-01-30  

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