研究課題/領域番号 |
20K22013
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
大鳥 由香子 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (90882316)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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キーワード | 子ども / パスポート / ビザ / 移民法 / 公衆衛生 / 年齢 / 子どもの法的地位 / 児童労働 |
研究実績の概要 |
今年度もコロナ禍で海外渡航の見通しが立たず、ハーバード大学大学院歴史学部の指導教官との協議の結果、渡米はせずにオンラインの審査で博士論文を提出する方針に切り替えた。2021年6月には子どもと若者の歴史に関する国際学会での発表を行ったが、こちらも渡航はできずオンラインでの参加となったが、世界各国の研究者と交流の機会を持つことができた。 博士論文については、オンラインで利用可能な資料などを中心に追加の調査を行いつつ、書籍化を見越して、本来であれば博士論文の提出後に行う予定であった構成の変更も提出前に済ませることとなった。特に2021年1月に行われたアメリカ歴史学会の年齢に関するセミナーで報告した内容とそれに関する質疑応答からヒントを得て、構成を大幅に見直した。 博士論文"Disposable Subjects: Law and Child Migration to the United States, 1890s-1920s"の審査は2021年12月にオンラインで行われ、無事に受理された。 このほか、2021年7月には東京外国語大学で行われたBLM連続セミナーで「アメリカにおける黒人の身体 女性と子どもを中心に」というタイトルで報告を行った。さらに、子ども史に焦点を合わせた論考「エメット・ティルの死 ブラック・ライブズ・マター運動における記憶のモチーフ」を、2022年3月に東京外国語大学出版会より刊行された『ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ アメリカからグローバル世界へ』に寄せた。この間、2022年1月には BLM連続セミナーのスピンオフイベントとして、「BLM運動と大学 留学生の視点から」を企画し、司会をつとめた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍で、博論の提出や出版計画を遅らせざるをえなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
現在、博論の出版に向けた計画を具体的に進めている。本年度中に日本語及び英語での雑誌論文の投稿、そして出版のプロポーザルを提出する予定である。
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