研究課題/領域番号 |
20K22094
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
森貞 誠 香川大学, 経済学部, 准教授 (60884111)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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キーワード | サブスクリプションサービス |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、サブスクリプションサービスにおける顧客の獲得と維持について実証的に分析し、効果的なマーケティング戦略の立案に繋げることにある。前年度は、先行研究の整理をおこなったうえで、実証研究の準備を実施していた。それを踏まえ、今年度においては、具体的なリサーチデザインの設計・アンケート項目の作成などをおこなってきた。また、本来実施する計画だった研究テーマから、派生的なリサーチクエスチョンも発見されたため、その研究に関しても進めてきた。 本研究では、コンジョイント分析を用いて、ファッション並びに美容関係のサブスクリプションサービスにおいて、顧客が好むサブスクリプションサービスの形態を分析することを計画している。現在、各企業・業界で様々なサブスクリプションサービスが提供されている。しかし、サブスクリプションサービスに関する先行研究が少ないこともあり、顧客の満足度が高いサービス形態はまだ分かっていない。そこで本研究では、顧客の個人特性(例えば、ファッションへの関与や態度など)ごとに、どういったサービスに対して高い選好を有するかについて、実証的に分析していく。 上述したように、今年度は、具体的な実験計画を立案できたため、次年度においてはアンケートの配布をおこない、分析結果を踏まえて論文を執筆する計画である。 また、研究を進めていくなかで、派生的な研究テーマも発見することができた。こちらの研究に関しては、コスメのサブスクリプションサービスに関連するテーマであり、まだ準備段階ではあるものの、少しずつ研究を進めることができている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
感染症の影響があり、共同研究者との打ち合わせの機会の確保などが難しく、当初の予定より若干の遅れが生じている。しかし、次年度においては研究成果を発表できる見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
まず、現在進めている研究を完成させることを最優先に考えている。既にリサーチデザインは完成しているため、アンケートを配布し、結果の分析をおこないたい。その上で、論文の執筆をおこなっていく。また、前述したように、派生的に生じた研究にも取り組んでいきたいと考えている。こちらの研究に関しては、まだリサーチデザインが固まっていないものの、次年度中に学会報告や論文の発表ができるように研究を進めていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
感染症の影響により、研究が計画通りに進まず、実施予定だったアンケートをおこなうことができなかった。また、研究打ち合わせや学会などがオンラインになり、想定より旅費を使用する機会がなかった点も挙げられる。次年度、アンケートを実施する計画であるため、アンケートの費用として使用したい。また、学会や打ち合わせも対面の機会が増えることが想定されており、旅費に関しても使用金額が増大すると考えている。
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