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2021 年度 研究成果報告書

中長期的な企業価値創造を支援する企業統治の実践の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K22133
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0107:経済学、経営学およびその関連分野
研究機関立正大学

研究代表者

阿部 健人  立正大学, 経営学部, 講師 (10874901)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード企業統治 / 中長期的な企業価値 / 価値評価実践 / サステナビリティ
研究成果の概要

第二次安倍内閣における企業統治改革が中長期的な企業価値創造に与えた影響の議論・検討のために、既存の研究の検討および定性的研究を行った。まず価値評価研究の主要な視座の1つである統治性研究の理論的射程の究明のために会計と統治性の関係に関する研究の文献レビューを行った。また、文献調査をもとに企業統治の制度面と実践面を分析し、サステナビリティ概念の曖昧さが企業統治制度改革と企業の中長期的な企業価値創造の実践に乖離をもたらしていることを明らかにした。

自由記述の分野

会計学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は二点挙げられる。まず、第二次安倍内閣の企業統治改革における中長期的な企業価値向上言説に注目し、バブル崩壊後の企業統治改革が第二次安倍内閣の企業統治改革に与えた影響を提起した。企業統治改革に関する言説を遡ることで、第二次安倍内閣の企業統治改革における中長期的な企業価値について理解を深めたと言える。
第二にサステナビリティの概念の曖昧性の議論を企業統治の分野に拡張し、サステナビリティ概念の曖昧さが企業統治改革の制度と実践に乖離をつながっていることを示した。本研究の知見を通してサステナビリティの概念の曖昧さが企業統治改革にどのように反映されるかについて新たな知見を提示したと言える。

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公開日: 2023-01-30  

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