• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

親子関係に血縁がある/ないことがもたらす効果に対する人びとの意識について

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K22147
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0108:社会学およびその関連分野
研究機関東京都立大学

研究代表者

久保原 大  東京都立大学, 人文科学研究科, 博士研究員 (80881078)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード血縁意識 / 親子関係 / 血縁/非血縁
研究成果の概要

本研究では,親子の血縁をめぐる問題への対応策を検討するために,人びとが親子関係における血縁にどのような意識を持っているかを,アンケート調査の結果から検討した.その結果,親子関係には,愛情,信頼,絆が期待されているが,それらが血縁によるものであると考えると親子関係における血縁を「非常に重要である」という意識をもたらし,愛情,信頼,絆と血縁は関係ないと考えると親子関係における血縁が「まったく重要でない」という意識をもたらすことが明らかとなった.

自由記述の分野

家族社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

親子の血縁をめぐる問題のひとつである非血縁パートナーからの虐待について,これまで検証されることがなかった血縁意識という視点から検討したことにより,ステップファミリー,特別養子縁組,第三者がかかわる生殖補助医療などにおける,血縁をめぐる問題への新たな認識の枠組みの提示することができたことは,学術的意義があるといえる.
また,判例から血縁がないことだけでなく,血縁があることが虐待の要因となることが明らかとなり,血縁意識からも虐待を検証することの必要性を提示したことは,血縁意識が要因となる虐待を減らす可能性という面で社会的意義があるだろう.

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi