研究課題
研究活動スタート支援
社会福祉法人が取り組む農福連携は、障害者の自立生活支援の有力な選択肢である。機関団体と農福連携に取り組む事業所への調査結果によると、各種の窓口が都道府県および全国各地の自治体あるいは社会就労センターとの連携で開設されているが、中間支援組織の位置づけはされているものの実態として情報提供に止まるところが多く、農福連携の実現には農業と社会福祉実践に関する知識と情報の統合が必要である。
社会福祉学
農福連携に関わる地域の多様な担い手(ステイクホルダー)が参画するためには、中間支援組織の役割は大きく、農業と障害者福祉分野の双方の実践的な活動を理解する組織が求められる。地域共生社会を目指す上で、関係分野の組織・団体および関係省庁をリンクさせるために自治体レベルの農福連携の中間支援機能と都道府県の中間支援機構および全国レベルの支援ネットワーク組織の三層構造の構築が浮き彫りとなった。