本研究の目的は、社会的保護政策のより良い施行方法、また政策と合わせてどのような支援が必要であるのかを受益者となる農村世帯レベルから詳細に示すことであった。本研究では、COVID-19の影響により計画通りには進まなかった点もある中で、①マラウイ農村世帯が主食であるトウモロコシを十分に確保するには、生産または購入どちらからの支援が必要であるのか 、②マラウイ農村世帯が現金や食料の不足時に採用する賃金労働(ganyu)について、を明らかにした。これら研究成果は、貧困やフードセキュリティ達成を目的とする政策立案や実施において役立つものである。
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