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2023 年度 研究成果報告書

日本における移民の生活戦術と社会統合―同化論再検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20K22172
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0108:社会学およびその関連分野
研究機関熊本保健科学大学

研究代表者

伊吹 唯  熊本保健科学大学, 保健科学部, 講師 (00880189)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2024-03-31
キーワードエスニック帰還移民 / 社会統合 / 生活戦術
研究成果の概要

本研究は、日本において移民の同化についての研究が不足していることをふまえ、地域社会における移民受け入れの論理と移民の同化戦術の相互作用に着目し、日本の地域社会における移民の統合の様相を明らかにすることを目的としてきた。研究の成果としては、主に、
①日本にルーツを持つエスニック帰還移民(日系帰還移民)の同化戦術の分析枠組みを構築し、②日系帰還移民と他のエスニック帰還移民との比較行い、③従来調査してきた長野県Y市における日系帰還移民の位置づけを明らかにした。

自由記述の分野

移民研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本社会に暮らすニューカマー移民の研究は、移民受け入れ社会の構造に踏み込んだ議論や理論的研究が不足すると指摘されてきた。本研究は、移民の同化についての理論化の第一歩として、日本の移民研究の理論的発展に貢献したと考える。加えて、現在の移民について、歴史的視点を取り入れた研究を行う必要性を示した点は、移民史研究と移民研究の接続に貢献した。また、本研究は、移民受け入れ現場の担当者への聞き取りや移民当事者へのインタビューを含む調査を実施しており、現場の視点に根差した理論は、今後、日本社会や地域社会の統合政策の形成に対しても貢献しうるものである。

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公開日: 2025-01-30  

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