研究課題
研究活動スタート支援
本研究では、3日間の食事記録(3DR)と10年間の追跡調査による3次元脳磁気共鳴画像(MRI)を用いて、地域一般住民における日本食と脳萎縮、および脳局所体積との縦断的関連性を明らかにする。解析の結果(2年間の追跡調査)、日本食の重要な構成要素の一つである緑茶が、海馬の萎縮を抑制する効果を示すことが明らかになった。また、重み付け9項目日本食インデックススコアで評価した日本食パターンと横側頭回の年間萎縮率との間に負の相関があることが確認された。これらの結果は、日本人の中高年地域居住者において、日本食が脳萎縮を抑制する効果を持つ可能性を示唆している。
Nutritional epidemiology
By using 2-years' follow-up data, the present study elucidated the impact of Japanese diet on brain atrophy at an earlier disease stage of dementia, suggesting the possibility of preventing dementia by improving diet in daily life.