デジタル教科書や映像教材を用いた授業の場合,教育効果はどこに現れるのか明らかにすることをめざした.観察・実験の各種の映像教材の作成と,それらを用いたオンライン学習プログラムの開発を試みた.地球領域の単元「月や星の見え方」について,指導者用デジタル教科書を使用したクラス群と使用しないクラス群を分けて学習への取組み状況について検証を行なった.従来の紙媒体教科書の長所とデジタル教科書の特性によって得られる効果を組合わせた授業展開を行なうことの重要性を示すことができた. 国立科学博物館によって新たに作成されたウェブコンテンツ「かはくVR」を活用した中学生対象の授業を開発し,その授業実践の例を報告した.
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