研究実績の概要 |
本年度は,申請課題に掲げたシステムを予定通り完成させることができた.そのシステムでは,Scratchのようなブロックを操作してwebサイトを作成できるとともに,同じプロジェクトにログインした学習者が同時に同じプロジェクト内のブロックを操作することができる. そのシステムを用い,試行的な実践を1回対面,3回オンラインで実施した.その中でシステムのユーザビリティについてのコメントなどを得ることができ,システムの改善を行うことができた.そして,システム開発に関する内容について,国際学会発表(査読あり)で2回発表,国内学会発表で1回発表を行った[1,2,3].申請時点では,令和2年度の課題は,協働学習を支援するブロック型プログラミング学習環境の設計・開発であったが,次年度分の課題についても部分的に取り組むことができた.
[1] Fukui et al., Development of a Block Programming Environment that Enables the Creation of Web Contents using HTML and JavaScript, The International Conference on Technology Education in the Asia-Pacific Region 2021. [2] Fukui et al., Development of a Visual Programming Environment that Enables Simultaneous Editing to Promote Collaborative Learning, Business Innovation and Engineering Conference. [3] 萩倉・福井他,協働学習を促進する同時編集機能を実装したブロックプログラミング環境の開発, 第63回日本産業技術教育学会全国大会, 2020.
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