• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

スコットランドにおけるインクルーシブ教育政策の成立過程とその受容に関する研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K22203
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0109:教育学およびその関連分野
研究機関広島文化学園大学

研究代表者

伊藤 駿  広島文化学園大学, 学芸学部, 講師 (90883695)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
キーワードスコットランド / インクルーシブ教育 / 議事録文政 / 英国 / 比較教育学 / 障害児教育 / PISA / 新型コロナウィルス
研究成果の概要

本研究は通常学校を中心としたインクルーシブ教育を実現しているスコットランドに注目し、その政策展開とその帰結を明らかにするものである。そのために議会の議事録分析および統計データをもとにした計量分析に取り組んだ。研究の構想段階では渡英し専門家や学校関係者に聞き取り調査を実施する予定であったが、新型コロナウィルスの影響から実現することはできなかった。しかし、随時文献調査や統計データをもとにした分析を随時実施したことで、研究構想の段階では想定していなかった、英国内部の他地域と比較した時のスコットランドの特徴を明らかにすることができた。

自由記述の分野

インクルーシブ教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

2022年、日本は、スコットランドとは対照的に特別支援学級籍の児童生徒が授業時数の半分以上を特別支援学級で受けるという方針が通知により示された。インクルーシブ教育のあり方はそれぞれの国や地域の文脈に依存するものではあるが、障害者権利条約の一般的意見第4号を参照すれば、こうした日本の通知は国際的な流れに逆行するものであると言わざるを得ない。その時、通常学校への包摂を実現していると考えられるスコットランドの実践において、いかにして通常学校で様々な教育的ニーズのある子どもたちのニーズに応答できる教育を展開しているのかということを政策の観点から明らかにした本研究は意義深いものであったと自負している。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi