知的障害児者のプランニングの特性のさらなる解明のために、アセスメントを新たに開発することを目的とした。本研究では、社会的相互作用によって促進されるプランニングの性質を踏まえ、彼らの変容可能性を測定し支援・指導に有益な情報を提供するダイナミックアセスメントの概念を援用した。これまで広範囲に開発されてきた国内外のダイナミックアセスメントのアプローチ、及び知的障害児者のプランニングを含む実行機能を測定するために開発されてきた課題について、体系的な整理をすることができ、今後のアセスメント開発の基礎を固めることができた。
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