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2020 年度 実施状況報告書

在住外国人を含む地域住民への社会教育事業に関する研究:生涯学習としての日本語教育

研究課題

研究課題/領域番号 20K22213
研究機関和歌山大学

研究代表者

松下 恵子  和歌山大学, 国際連携部門, 特任助教 (30883491)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード生涯学習 / 社会教育 / 日本語教育 / 在住外国人 / 語学教育
研究実績の概要

1)日本国内や海外における生涯学習や社会教育制度に関する文献調査を中心に行った。在住外国人に対する言語教育への支援政策について、日本国内の状況を整理したうえで、生涯学習、社会教育、キャリア教育などの捉え方などを確認した。また、海外の生涯学習や社会教育の制度について、アメリカ、韓国、イギリス等の事例を整理した。

2)和歌山県教育委員会「きのくに学びの教室」の日本語教室を訪問し、在住外国人を対象とした日本語講座に関する調査を行った。コロナ禍のため、訪問できたのは2教室をそれぞれ1度のみであったが、授業見学および講師への聞き取り調査などを行った。令和3年度も継続的に訪問したいと思う。

3)今後の予定は、まず文献調査に関して、生涯学習や社会教育制度のもとに行われている在住外国人に対する言語教育について、日本と海外の事例を比較調査し、その結果を学会等で報告したい。また、海外の調査対象にデンマーク、スペイン、ブルネイを追加し、これら3国の教育事情についてさらに調査を行う。次に、国内における施設訪問について、調査対象をさらに広げたいが、コロナ禍の状況によっては調査が難しい場合もあるため、しばらくは国内における社会教育施設の事例報告について情報収集を行いたいと思う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

令和2年度の研究計画は「文献調査を中心とした先行研究調査」および「社会教育事業としての日本語講座の実態調査」であったが、新型コロナウィルスのため計画を変更し、文献調査および日本語講師として従事している教育機関の調査を行った。
情報収集を目的とした活動がオンライン会議や文献調査に限られているため当初予定していた活動(国内/海外への調査活動)を全く行うことができなかった。また、コロナ禍のため機関訪問やインタビュー等も行えず調査活動がほとんど進んでいない。

今後の研究の推進方策

しばらくは現状維持。文献調査やオンライン学会への参加を中心とした調査活動を続ける。今年度に訪問した機関の教員との交流を続けつつ、他の機関の実践報告などを参考に社会教育事業としての日本語講座の実態調査活動の準備を行う。また、文献調査の成果報告を学会等で行いたいと思う。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍のため情報収集や現地調査に係る物品費・旅費・人件費を使用することができなかったため。

次年度使用計画は、物品費(研究資料購入、消耗品)20万円、国内旅費(関連研究調査、成果発表)43万円、海外旅費(関連研究調査、成果発表)37万円、人件費(研究補助に対する謝金)8万円、その他(研究成果発表費用)5万円を予定している。

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公開日: 2021-12-27  

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