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2020 年度 実施状況報告書

幼児期における曖昧な感情表出からの感情判断ー発達的様相と機序の解明ー

研究課題

研究課題/領域番号 20K22295
研究機関京都先端科学大学

研究代表者

池田 慎之介  京都先端科学大学, 人文学部, 講師 (60877067)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード幼児 / 感情判断 / 発話音声 / 表情 / 曖昧な表出
研究実績の概要

本研究では,3歳から5歳までの幼児を対象として,口調と言語内容が異なる感情を表すような発話音声や,目と口が異なる感情を表す表情などを呈示し,そこからどのように気持ちが読み取られるかを検討する。2020年度は,コロナ禍において子どもを対象とした研究を行う体制を整えるため,大学内の実験室の準備やウェブページの開設等を行った。その際,大学内で子どもがリラックスできるよう,マットやおもちゃなどを用意するほか,コロナ禍に鑑みて,消毒液や掃除用具などの準備も行った。加えて,大学内で実験を行うため,大学の保健センターと相談しながら実験実施のガイドラインを策定し,ウェブページ上で公開を行った。
更に,幼児実験の参加者プールの構築を行った。これは,コロナ禍の影響で保育園を訪れての実験が困難になったので,大学まで参加者を招いての実験を行う必要があったためである。単独で参加者の募集も行ったが,十分な応募数を得ることができなかったため,民間のリクルート会社に依頼した。このリクルート会社の協力を得ることで,3-5歳の幼児について,十分な規模の参加者プールを構築することができた。さらに2021年4月の段階で既に,当初想定した人数以上の幼児に対して実験を行うことができた。
ただし,データの解析はまだできていないため,今後は行動データや視線データなどの解析を行う必要がある。また,成人を対象とした実験から補足的なデータを取る必要もある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

コロナ禍において幼児の実験参加者を集めるため,民間のリクルート会社に委託して募集を行った。その結果,想定していた以上の人数からの応募があり,計画していた幼児対象の実験は全て実施することができた。

今後の研究の推進方策

今年度は,既に行った実験のデータの解析を主に行う。また,必要に応じて成人を対象とした実験を行うなどして補足的もデータを収集し,学術論文として投稿することを目指す。

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公開日: 2021-12-27  

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