研究課題
研究活動スタート支援
本研究では,子どもが発話音声や表情からどのように相手の気持ちを読み取るのかを調べた。その際,言っている事と言い方が食い違っていたり,目と口が食い違っているような,曖昧な感情表出について注目した。その結果,子どもは大人とは違う手がかりに注目し,異なるルールで相手の気持ちを読み取る傾向があることが明らかになった。
発達心理学
本研究は,曖昧な感情表出から子どもがどのように相手の気持ちを読み取るかを明らかにした。これまで,喜びや怒りなど一意に感情が同定できる表出が用いられることが多かったが,本研究は曖昧ない表出について検討し,子どもが大人とは異なる判断基準を持っていることを明らかにした。これは,子どものコミュニケーションを支援する際に重要な手がかりとなる。