睡眠が学習において重要な役割を果たす可能性が示唆されている。若年成人を対象とする一連の研究から、睡眠中の自発脳活動が学習促進と定着において重要な役割を果たすことが示唆された。しかし加齢に伴い、学習に関連する睡眠中の自発脳活動は変容し、オフライン学習に影響する可能性がある。本研究の結果、加齢に伴い、学習訓練ではなく、オフライン期間である睡眠中の学習プロセスに影響があることが示唆された。また、リアルタイムで脳波をモニタしながら、睡眠中に生じる自発脳活動(睡眠紡錘波など)の出現に合わせて、音刺激を提示するオンラインフィードバックの環境を構築した。
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