研究課題/領域番号 |
20K22404
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研究機関 | 岐阜工業高等専門学校 |
研究代表者 |
熊田 圭悟 岐阜工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (40881652)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2022-03-31
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キーワード | 固体酸化物燃料電池 / 界面破壊靭性 |
研究実績の概要 |
本研究は,固体酸化物燃料電池(SOFC)の緻密質電解質/多孔質電極間の界面破壊特性に着目し,まだ解明されていない燃料極還元処理が界面破壊特性へ及ぼす影響を明らかにすることを目的としている. 本年度は,試験片作製に用いる常用温度1400℃の電気炉を購入し,電極材料を電解質材料でサンドイッチした全セラミックス型改良4点曲げ試験片の作製を実施した.令和3年度においては,試験片を還元処理するための還元炉の作製を進める. また,これまでに得ていた室温から高温まで系統的に測定した界面破壊靭性値を整理し,第29回SOFC研究発表会にて報告した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
試験片の作製および評価ができる環境を構築することができた.しかし,試験片を還元処理するための還元炉の作製が遅れている.これは,コロナ禍の影響により,校務に割く時間が増えたためである.
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度においては,試験片を還元処理するための還元炉の作製を進め,燃料極還元処理が界面破壊特性へ及ぼす影響を明らかにすべく実験を進める.
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響により,還元炉作製への着手が遅れており,物品購入を延期したため,次年度利用額が発生した.
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