本研究開発課題は、地域情勢の変遷にも対応した地域エネルギー供給システムの長期最適化手法の構築を目的としている。本システムの事例調査を基に空気熱源式ヒートポンプやターボ冷凍機といった空調熱源設備、コージェネレーションシステム、太陽光発電パネル、蓄電池、蓄熱槽を組み込んだ地域エネルギー供給システムのシミュレーションモデルを開発した。 開発したシミュレーションモデルを用いて、複数の計算対象地域に対して、モデル上にてシステムを構築し、ライフスパンにおける一次エネルギー消費量やCO2排出量などの削減効果を5分間隔で計算し評価することで、各削減効果に対して最適な設備構成や運転設定について検討した。
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