本研究の目的は、『炭酸アパタイトハニカム骨補填材の隔壁部へのマイクロ気孔の導入は、骨伝導性、骨置換性に影響を及ぼすか、マクロ気孔とマイクロ気孔のシナジー効果は認められるか』に答えることであり、好ましくは骨伝導性・骨置換性に優れる炭酸アパタイトハニカム骨補 填材を創製することであった。特に、2021年度はウサギ大腿骨のφ6 mm×6 mm骨欠損を炭酸アパタイトハニカム骨補填材によって再建する予定であった。 再建後2、4、12週に試料を摘出し、 隔壁部へのマイクロ気孔の付与の有無、マイクロ気孔サイズが、骨伝導・新しい骨への置換が及ぼす影響を病理組織学的に解析することを目指していた。
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