研究課題/領域番号 |
20K22590
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0603:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中村 亮介 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 助教 (10881443)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2023-03-31
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キーワード | ケイ素集積 / 熱帯地域 / 熱帯山地林 / 土壌 / 植物ケイ酸体 / 熱帯樹木 / 物質循環 / シリカ |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトは、東南アジアと中米の熱帯林のケイ素循環機構を比較分析することで、より一般性の高いパターンとして、低標高の森林における活発なケイ素循環がみられるかどうかを検証した。具体的には、標高と母岩、さらにそれらの要因とともに変化する種組成の影響を考慮し検証をおこなった。東南アジアの熱帯林では、低標高において活発なケイ素循環が認められた一方、中米の熱帯林では、中程度の標高においても低標高と同程度のケイ素循環が認められた。これらの結果は、東南アジアと中米で異なる種組成の影響を反映していると考えられ、さらに環境要因によって変化する種組成がケイ素循環を駆動していることが示唆された。
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自由記述の分野 |
森林生態学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中米熱帯山地林におけるケイ素集積多様性を明らかにした本研究成果は、東南アジアの山地林とケイ素循環に関わる比較可能なデータを初めて提供するものである。森林を含めた陸上のケイ素動態は、陸上でケイ素を利用する生物のみならず、水域の生物(ケイ藻など)の個体群動態とも密接に関係する可能性がある。今回の熱帯山地林における森林ケイ素循環の報告は、この成果を元により大きな空間スケール(流域等)においての熱帯のケイ素動態の制御機構の解明に貢献していくと考える。また、山地林よりもさらに低標高の熱帯低地林においては、さらに活発なケイ素循環を示すデータも得られており、今後低地林でのケイ素動態解明にもつながるだろう。
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