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2022 年度 研究成果報告書

光駆動型Casを用いた革新的遺伝子改変技術の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K22611
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0605:獣医学、畜産学およびその関連分野
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

松本 翔馬  滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 特任助教 (00881517)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2023-03-31
キーワードGenome editing / CRISPR/Cas9 / optogenetics
研究成果の概要

青色LEDの照射がマウス受精卵の胚盤胞発生率に影響しないことを受け、本研究では青色光駆動型Cas9(paCas9)を用いた高効率遺伝子改変動物作製技術の開発を試みた。paCas9を高効率でマウス受精卵へと導入するためのpiggyBacトランスポザーゼベクターの開発に成功し、受精卵を用いたゲノム編集試みたが、mRNAを用いた方法ではゲノム編集を誘導することができなかった。一方、paCas9プラスミドを用いることで標的配列を編集することに成功したが、その効率は著しく低かった。またマウス胚性幹細胞を用いた解析から、クリーンベンチ内の白色光がゲノム編集を誘導することが示唆された。

自由記述の分野

Developmental engineering

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果から、青色光照射条件のさらなる検討や編集効率の改善の必要性が示唆されたが、青色光照射による時空間制御型の遺伝子改変技術が確立することで、ヘテロな細胞集団における特定の遺伝子機能について新たな知見を得ることが可能になる。特に遺伝子改変動物作製においては、相同組換え修復(HDR)活性の高いG2/S期を狙ってゲノム編集を行うことで、目的のゲノム編集を高効率に誘導可能となることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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