研究成果の概要 |
本研究では、四肢形成を司る四肢前駆細胞(LP細胞)を、非四肢由来の線維芽細胞からダイレクトリプログラミングにより誘導し、さらに誘導された細胞を3次元的に培養することで、肢芽様オルガノイドを作製することを目標とした。これまでの先行研究により、LP特異的に発現するいくつかの因子が、非四肢線維芽細胞にLP細胞の特性を与えうることを突き止めていたが、本研究でフォローアップの実験を行い、中でも4因子(Lin28, Zbtb16, Prdm16, Lin41)が、リプログラミングにおいて最も重要な役割を担うことを突き止めた(Atsuta et al., bioRxiv, 2021)。
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