本研究では,自閉スペクトラム症者(ASD)と定型発達者(TD)の会話時の音韻的階層の特徴を調査した結果,TD音声とTD指向音声,ASD音声とASD指向音声の発話リズムがそれぞれ類似していることがわかった.この結果から,対話者の発話特性に気づいたTD者は,自身の発話を,ASD者を含む対話者の発話特性に似せて会話していることがわかった.本成果は英語論文にし,査読付き英文学術誌に投稿し,現在は査読中(minor revision)である.査読中の論文は.プレプリントとしても投稿している(PsyArxiv,10.31234/osf.io/4agcw).
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