IL-23はp19とp40、IL-39はp19とEpstein-Barr virus-induced3(EBI3)の二量体であり、抗IL-23p19抗体は乾癬に高い有効性を示している。これらのサイトカインはp19サブユニットを共有しており、IL-39も乾癬の病態に寄与していると考えた。 乾癬病変部ではIL23-Ap19とEBI3の発現が増強しており、培養角化細胞においてもTNF-α/IL-17A/IFN-γの共刺激で上昇し、乾癬治療薬であるデキサメタゾン、ビタミンD3、アシトレチンを加えることで抑制された。また、p19とEBI3で構成される新規のサイトカインの存在が示唆された。
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