研究成果の概要 |
胆道上皮にはKrt19が発現していることに着目し, Krt19を発現する組織特異的にCas9を発現するKrt19-CreERT; LSL-Cas9マウスを作成した.胆嚢癌に頻度が高いドライバー遺伝子として,KRAS, TP53, SMAD4を,治療標的となりうるCDKN2Aを選択した.これらの遺伝子に機能獲得型の変異を生じさせるguide RNAをデザインし,予測通りのゲノム編集が生じるかをin vitroで確認した.AAVベクターにこれらの2-3遺伝子のguide RNAを組み合わせてクローニングし, AAV作成は完了した.今後は胆嚢上皮にAAVを注入して胆嚢癌発生を確認する予定である.
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