研究実績の概要 |
研究計画調書にも記載したように、これまでin silicoの解析により、正常形質細胞と比較して多発性骨髄腫においてMyD88の発現が亢進していることを見出している。さらに、MyD88の発現の亢進した多発性骨髄腫患者においては全生存期間と無イベント生存期間のいずれも有意に不良であることを示している。そこで、今回主に解析したデータセット(GSE24080)以外のデータセットを複数検討し、MyD88の発現亢進の有無や生命予後との関連について検討を進めている。並行して多発性骨髄腫の細胞株(MM.1S, RPMI8226, U266等)を用いて、MyD88の発現亢進の有無やRNAi法を用いた遺伝子knock downが細胞動態に与える影響の解析を進めている。
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