研究課題/領域番号 |
20K22844
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
野橋 智美 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (00886319)
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研究期間 (年度) |
2020-09-11 – 2025-03-31
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キーワード | 免疫療法 / immunoPET / 分子イメージング / OX40 |
研究実績の概要 |
免疫チェックポイント阻害薬の効きやすい、MC38細胞株による血行性転移モデルを作成するべく、MC38細胞株にluciferaseの導入を進めることとした。しかしluciferaseを導 入されたMC38細胞株は日本国内では販売されておらず、海外から購入となると非常に高額となり、さらに大臣申請が必要と判断されている。したがって本学の遺 伝子組換え実験申請システムより実験の申請・変更を実施し、ウイルス・ベクターを購入し、P2実験室の利用開始手続きを経て導入を試みた。しかしMOIの調 整、抗生剤での選択など、度重なる作成の試みにもかかわらず、導入に失敗が続いており、研究は滞っている。また、Zr-89の合成について、非常に高額かつ被曝も多いため、合成の回数は限定的となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
Luc-MC38細胞株の作成が滞っているため。
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今後の研究の推進方策 |
MC38-lucの作成に引き続き挑戦する。並行してMC38-lucの購入およびカルタヘナ法に基づく実験設備の確認も検討する。MC38-lucが樹立できた後に、マウス血行性転移モデルを再度作成し、PD-1阻害薬によるOX40の発現の変化を確認したいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
MC38-lucの樹立に成功できていないため。今後は速やかに樹立を目指し、動物実験を再開させる予定である。
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