• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

マイオカインによる臓器相関に着目した新規NAFLD治療ターゲットの探索

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K22898
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0902:内科学一般およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

今井 則博  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (40877081)

研究期間 (年度) 2020-09-11 – 2022-03-31
キーワード非アルコール性脂肪性肝疾患 / マイオカイン / ミトコンドリア代謝
研究成果の概要

非アルコール性脂肪性肝疾患に対する有効な治療法の開発が急務である。本研究では新たにマイオカイン関連6因子(Angptl4, Bdnf, Cxcl1, Igf1, IL-6, Pgc1a)がマウスモデルにおける脂肪肝、インスリン抵抗性の増悪に関連していることを見出した。さらに培養細胞を用いた検討にてAngptl4、Cxcl1およびBdnfは肝細胞内のミトコンドリアの基礎呼吸酸素消費量および最大呼吸酸素消費量、ATP産生を調整していることを明らかとした。本研究結果により骨格筋より分泌されるマイオカインを主軸とした、脂肪肝、肥満に対する新たな治療ターゲットが明らかとなった。

自由記述の分野

消化器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

サルコペニアは加齢や病気により骨格筋量が減少した状態であり、末期肝硬変患者の約60%に認められる予後不良因子である。また近年の研究により非アルコール性脂肪性肝疾患の悪化リスク因子でもあることが明らかとなっている。さらに骨格筋はマイオカインと総称されるペプチドの分泌を通じて、肝臓を含む全身の代謝臓器との臓器間コミュニケーションにおいて重要な役割を果たしている。本研究の目的は脂肪肝の発症過程において、その病態に関与するマイオカインの機能解明を通じて、脂肪肝、肥満に対する新たな治療ターゲットを探索することである。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi